最小屈曲半径について
ケーブルを屈曲する際には、ケーブルの損傷や性能の劣化に配慮する必要がある。最小屈曲半径は表-1,表-2の通りとする。(20℃±10℃での最小屈曲半径)
固定用ケーブル
⇄左右にスライドください
D≦8 | 8<D≦12 | 12<D≦20 | D>20 | |
---|---|---|---|---|
標準屈曲半径 (mm) | 4D | 5D | 6D | 6D |
最小屈曲半径 (mm) | 2D | 3D | 4D | 4D |
D = ケーブルの公称外径(単位 : mm)
- ●標準:取り回し等の自由配線、最小:固定配線
可動用ケーブル
⇄左右にスライドください
D≦8 | 8<D≦12 | 12<D≦20 | D>20 | ||
---|---|---|---|---|---|
最小屈曲半径 (mm) | 固定使用 | 3D | 3D | 4D | 4D |
自由可動※1 | 5D | 5D | 6D | 6D | |
(ケーブルに負荷のない場所での) 携帯及び移動機器の内部配線※2 |
5D | 5D | 6D | 6D | |
機械的負荷※3 | 9D | 9D | 9D | 10D | |
ガントレークレーン※4 | 10D | 10D | 11D | 12D | |
リール※5 | 7D | 7D | 8D | 8D | |
プーリー※6 | 10D | 10D | 10D | 10D |
D = ケーブルの公称外径(単位 : mm)
- ※1 引張などの負荷がかからない状態での可動
- ※2 持ち運びや移動する設備で内部配線される場合の固定使用
- ※3 L型屈曲試験のように錘などの負荷がかかる場合
- ※4 ガントレークレーンなどでのカーテン状の使用
- ※5 巻き取りドラムでの使用
- ※6 移動する滑車に触れている部分
- ●ケーブルベアでの使用の場合、最小曲げ半径は外径に関わらず6Dを推奨する。(弊社見解による)